2007年9月29日土曜日

建築現場見学


前回の打ち合わせの前日に、分譲地で建築が進んでいる現場を見せていただきました。

以前、基礎工事の現場も見せていただきましたが、丁寧な仕上がりでした。

以前(20代後半)、標高900mにもなる田舎で、別荘の管理をしながら生計をたてていた経験があります。
冬になると一晩で1mも積雪することがある豪雪地域なので、建物の建て方や管理の仕方がしっかりしていないと大変なことになります。
基礎工事もしっかりやらないと、霜柱で持ち上がってしまって歪んでしまったりすることもあります。自然の力ってすごいですよ。

建物も大切ですが、そのもとになる基礎工事がしっかりしていないと不安ですよね。
厳しい審査を受けて工事を進めているそうなので、安心しました。

建物は、一見すると「これで大丈夫?」って思える感じでした。
ログハウスの別荘のように太い柱があるわけでもなく、木材がブロックのように組み合わせてあるじゃないですか...。

O氏によると「これが2×4の特徴なんです。」と自信満々です。
説明を聞いていくうちに「なるほど!」と納得しましたが、いつもこんな感じでだまされている?(笑)

2階には、現場にかけてあるはしごで上っていきました。
ベランダ部分からみる景色は、なかなかのもの。わが子も秘密基地のような現場を楽しそうに見ていました。

数ヶ月後には、こんなふうに建築がすすむのかな...とわくわくしながらも、まだ信じられない気持ちのほうが大きいですね。

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

2×4は強いです! ←やはり自信満々。
構造のために用いられている『構造用合板』にはすごく面白い歴史があります。

あっここからマニアックな感じですので…。
あんな板がそんなに強いのか? 強いんです。
アメリカは軍事用資材として「鉄」に変わる資材、「木材」の研究をしていました。その結果開発されたのが「ベニヤ合板」です。それは、木材の長さを一定に切断して、丁度大根の皮をむくようにスライスしてゆき、更にそれを90度ずつ木目を交互に回転させ張り合わせる方法です。こうすることで、強靭な癖のない板が出来ることになりました。

後に「ベニヤ合板」は戦闘機のプロペラや、簡易住宅など様々な用途に使用されてゆくようになります。

時は1930年。当時アメリカンドリームを夢見て新天地に住む多くの人がいましたが、さすがに住宅となるとそれは夢のまた夢でした。そこで「ウィリアム・レビット」という男がベニヤ合板の寸法を中心に設計を行い、「2×4」を用いて住宅を手がけました。現在の「2×4工法」の原理の誕生でした。


なんかものすごくマニアックでごめんなさい。