2008年9月30日火曜日

チャレンジ!

昨日、月初めのイベント準備の関係で職場がお休みでした。
職場の方から誘われるまま焼岳に登ることになりました。

といっても登山は初めて。
焼岳は岐阜県と長野県の県境にある標高2,455mの活火山。
天気がいいと上高地の大正池などから噴煙をあげているゴツゴツとした山の姿を見ることができます。

天候は生憎の雨。
前日から決行するかどうか迷っていましたが、まぁ、上高地まで行ってから考えればいいじゃないか...なんて気楽な感じで出発。
私は明け方3時過ぎに待ち合わせをして、登山のスペシャリストの方の待つ場所まで移動。
4時に出発。野麦峠をこえて沢渡駐車場に入り上高地バスターミナルへ到着したのが7時過ぎだったかな。

いったん河童橋まで向かって川の様子をみると、きれいな水が流れていたため上流での雨量もそこそこだろうと思いました。
梓川沿いを下流に向かい、穂高橋を渡って左に折れると静かな林道に入っていきます。
登山道入り口に着いたとき、不思議と緊張感も恐怖感もなく「これから登るんだなー」なんて落ち着いた気持ちでした。

ぽつぽつと雨が降る中、笹の生い茂るわりと平坦な森をしばらく歩いていきました。
1時間ほど歩いたところで一旦休憩。

再度出発。
途中、何カ所か小さなはしごがかかっている所もあり、子供のころ近くの山の中を探検した時のことを思い出しながらワクワクしていました。
だんだん斜面が急になり始め、登山経験者の方のペースが早くてついていくのに必死。
足をあげるのがちょっとしんどいなーって思っていたら、上の方に長いはしごが見えました。
そのはしごを上り森から抜け出して峠沢にでると、目の前に荒々しい焼岳がどーんと目の前に見えました。
雲がかかっていたため、焼岳の形だけが見え隠れし「あそこまで本当に登るのか!?」って、ちょっと負けそうな気持ちになりました。

焼岳を背に草付きの斜面を通り焼岳小屋に向かいます。
小さな手作り感たっぷりの山小屋で1時間ほど休憩。

コンビニで買ってきたおにぎりを食べながら休憩をしていると、山小屋を管理しているお兄さんが「うわっ! コンビニのおにぎり食べたいなぁ〜」って。なんでもずっと山小屋の生活らしく、しばらくコンビニにもいっていないとか。
何日かに一度、下山してお風呂に入らなきゃいけない。その後に下からペットボトルのジュースやら缶ビールやら食材を背負って、また小屋まで登ってくるそうです。
そんなおもしろい話を聞きながら、のんびりさせて頂きました。

そこからあと1時間で山頂!
ここからが本当にきつかった!

ゴツゴツとした岩ばかりの道なき道をどんどん進みます。
焼岳展望台から一度斜面を下り、いよいよ山頂へ!

先頭をいく方のペースが早く、本当についていくのがやっと。
下界ではみられない独特の景色が広がっていても楽しむ余裕がない。もっとゆっくり登りたかったなぁ。

崖のような岩場を登っていくと、硫黄のにおいが漂い、シューッ!と噴煙があがっている場所もありました。
すごくワイルドな世界を目の当たりにしている。
山頂が見えるのにもかかわらず、本当にやっかいだ...。足があがらない...。

山頂近くに、さっきみたものよりも更にすごい噴煙が見えました。
岩が黄色くなり、ブシューッ!!! と噴煙が出ています。すごっ!

そこを頑張ってあがると焼岳の北峰山頂に到着。
雲が多く、墨絵のような光景が広がっていました。美しい火口湖も見ることができて感激しました。

こういった山頂の様子は、頑張って登ってきたものにしか拝むことができない景色なんですよね。
意外にも登りきった自分にもびっくり!

帰りは、南側のルートを通り下山。
これがまた、やっかいでした。

登るのも大変でしたが、下りは下りでつらかった。
斜面の関係で強制的に走らされているような感じになるし、段差一つ一つが足にドシってきます。
本当にブルーな気分になりましたが、なんとか無事に下山することができました。

その後、白骨温泉で冷えた体を休めて帰宅。

いやいや貴重な体験をしました。
肝心なデジカメを車内に忘れたまま登山にいったので、携帯での写真しかございません。
また、機会があったらアップしておきます。

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

なんだかカッコイイ!
僕もそろそろ新しいことにチャレンジしたいなぁと考えだけは膨らむ今日この頃。
チャレンジ!してみようかなぁ。