2008年1月20日日曜日

「想い」の産物

昨晩、O氏から大変ていねいな謝罪と今後の対策についてお話を聞く事ができました。
設計、営業、現場監督と、いまのこのチームに対して誇りを持って見えるし、最後まで私たちに任せて下さいという熱意も伝わってきました。

私自身、感情的になりすぎましたし、反省する点もありますが、今回の出来事でよりいっそうしっかりと手をつなぐ事ができたのではないかと思います。

話は変わりますが、昨日、母校の吹奏楽部の定期演奏会を見に行きました。
だいたいOB面をして舞台裏から見ていることのほうが多かったのですが、今年は客席からゆっくりと音楽を聴かせていただきました。

創部45周年記念の演奏会でもあり、現役よりも多くのOBによる演奏もあり、懐かしい顔もたくさん見られ学生当時のことを思い出す機会にもなりました。
恩師の45周年の記念演奏会にかける「想い」が大変伝わってくる演奏会で、感激し目頭が熱くなる瞬間もいくつかありました。

これだけの演奏会を企画し作り上げるまでに、きっといくつかの衝突やトラブルなどがあったかと思います。
本番当日も、OBのコンサートマスターがリハーサル終了後に楽屋裏で涙を流す場面もみました。

大きな事をすればするほど、その重圧や緊張感が大きくなるものですね。
しかし、ただ45年間の思いに浸るだけでなく、そういった大変さを超えて、みんなでいいものを作りたいという「想い」がたくさんつまった素敵な、素敵な演奏会でした。

そうなんですよね...「いいものを作りたい」
皆の「想い」が大きく強くなるほど、一度はなにかしら衝突することが多いように思います。
その瞬間は、けっこう辛い時間でもありますが、お互いの気持ちを再確認し、改めて方向性が同じであることを認識できたとき、以前よりも強い「絆」が生まれて、より強い原動力が生まれたなんて経験がありました。それは、お互いに素直に気持ちが言えるからこそ生まれる「絆」なのかな。

今回の工事の件、O氏を初め、設計のNさん、現場監督のHさん、現場の職人さんたちにご迷惑をおかけしました。
施主の立場からは、何かお手伝いしたくても皆さんにすべてを託す事しかできません。

「想い」が強い分わがままにもなりますが、家づくりは一生に一度の贅沢なわがままなんです。
ですから、多くの人を巻き込んで大変な思いをしていただいていますが、是非いっしょに、それぞれの立場から完成の充実感や喜びをあじわいたいです。

自己満足なブログですが、こうして記録を書き記しておいてよかった。
完成後に読み返したとき、全てが私たちにとっていい思い出となると思います。

裏話ですが、感情的になりプンプン怒っていた私に対して、冷静に距離を保ちながら励ましてくれた妻の寛大さに感謝しています。
強いねぇ〜...。自分の弱さにも気づけたし、おかげで反省できました。新しい自分を発見できたかな。ありがと。

そんなわけで、結果的にはとっても良い経験になりました。
演奏会での言葉を借りて...皆さんに出会えた奇跡と軌跡を大切にしていきたいと思います。

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