2008年1月14日月曜日

そんなことが...

今回はちょっとした事件のお話。

外壁の工事が始まり、日ごとに家の感じが変わっていくので楽しみに思い現場で状況を眺めていました。

家の裏側から始まりキッチンの方まで白目の外壁が貼られていました。さらにベランダ部分にもブラウンの木目調の外壁が貼られ関心していましたが、なんか違和感を感じて気になる部分がありました。
そこの部分がどんな感じになる予定だったのか思い出せず、帰宅してから図面で確認してみました。

...やっぱり。

図面ではベランダの下側までがブラウンの木目調で上側が白目の塗り壁調の外壁だったはずが、ベランダの途中までブラウンになっていました。

つい先日、ちょっとした話の中でO氏から「最近検査が厳しいので、図面と違うことをするとちょっとまずいですよね...」なんて聞いていたことを思い出し、あわててO氏に連絡をしました。

翌日(昨日)の朝に現場でO氏と会い、確認しましたが、玄関横から裏にかけての外壁の部分も高さが予定より違っていました。

「外壁の模様に関しては検査は大丈夫です。すぐに直ると思いますので大丈夫ですが、そこはお気持ちの問題かと...」

「...。」

正直、残念でした。機能に問題があるわけでもなく、たしかに気持ちの問題かもしれないし細かいことかもしれません。
地盤の調査から基礎工事の配筋検査、構造体検査、外装下地検査と厳しい検査も問題なくクリアして、安心しおまかせしていたわけですが、検査にかからないから...そういう感覚ってどうなんですかね?

事を荒立てたくないですし、これまでの信頼関係も崩したくないので、こんなことは公表するつもりはなかったのですが、いやいや...。
信頼しているからこそ、これは真実としてお伝えすべきことかなと思いました。

何も問題なく、ノーミスで作業が進むとは思っていないし、それよりもこの寒い中、職人さんが頑張って作業をしていただいていることにいつも感謝しながら、大きな事故や怪我をしないようにと祈りながら、進行状況を拝見させていただいているわけです。

現場に行くと、気持ち良く挨拶をしてくれるし決して邪魔者扱いしない職人さんにやり直していただくのも気が引けますが、間違いは間違いとして真摯に受け止めて欲しいし、それを管理する立場にあるO氏にも、うるさいかもしれませんがもっとしっかりとした説明責任を求めていきたいと思います。

同時に自分の職業柄、知らず知らずに私自身も感覚としてもっている「気持ちの問題」という言葉の重さを感じました。また、「おそらく...」ではなく「これはこうなんだ」という確実な答えを返すことの責任感と相手に与える安心感を感じることができた。

人に求めるだけでなく、自分自身も気をつけていきたいな。

2 件のコメント:

N さんのコメント...

お久しぶりです。設計のNです。
今回の件、ご心配をおかけしたこと、
また不安を感じさせてしまったこと、
私共の配慮が足らず、本当に申し訳ありません。
本日現場監督と打ち合わせをしましたので、
すぐに現場にて確認・対処させていただきます。
原因がわかり次第、改めてご説明に伺います。

またなにかお気づきの点がありましたら、
どんなことでもかまいませんので、
ぜひ教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。

Unknown さんのコメント...

まず、今回の工事の件、そして私自身の対応の件お詫びさせてください。
大変申し分け合いませんでした。

いつも、私達業者側に対する十分すぎる拝領をしていただいているにもかかわらず、不安を感じさせてしまったことお詫びします。

直接お会いするよりも先に目にしていただくことになるかもしれませんが、この件をこのままなんとなく進めて行かないようにさせて頂きます。
大変申し訳ありませんでした。

そして、今後ともご指導いただけることを願っています。